タイ、投資誘致戦略を転換 付加価値や持続可能性重視 (2/2ページ)

2014.9.1 06:25

 現在、同国では一定の条件を満たし、BOIが承認した投資案件について、8年間の法人税免除や関税の減免など、各種の優遇措置を講じている。およそ240業種が優遇措置を受けているが、新戦略では菓子製造や茶飲料製造など、80業種が恩典を外されるか、優遇規模が縮小される可能性がある。

 一方、ウドム会長は「新戦略に沿って承認した投資案件の優遇措置は、現在よりも手厚くなる」と述べ、法人税免除の期限延長なども視野に入れているとの見解を示した。

 BOIによると、今年1~7月の恩典付き投資申請件数は770件で前年同期比30.3%減、申請金額は同41.4%減の3729億バーツ(約1兆2119億円)だった。うち国外からの直接投資(FDI)は447件(同32%減)、2980億バーツ(同12%減)となっている。昨年から続く政治混乱が投資心理を冷やし、件数、金額ともに前年を大幅に下回っている。

 ウドム会長は申請件数が5月は117件、6月は130件、7月は147件と上向いていると指摘し、様子をみていた投資家が投資を再開しつつあるとの認識を示す。タイが投資家の信頼を取り戻し、産業構造の転換を実現できるか、政治の責任は重いといえそうだ。(シンガポール支局)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。