10年物国債の表面利率は06年7月に一時2.0%まで上昇したが、その後は低下し、12年5月以降は1.0%を割り込んでいる。
財務省は今年度、10年物国債を毎月2兆4000億円程度発行する予定だが、日銀は当面、金融緩和を続ける方針で、国債の大量買い入れが続く限り、金利は上昇しにくい状況だ。
ただ、政府の財政健全化への取り組みが後退するなど市場の不安が広がり、国債が売られて金利が急上昇すれば、政府の利払い費が大幅に増えるほか、大量に国債を保有する金融機関が多額の含み損を抱えて経営が不安定になる恐れがある。