エアアジアは「インドネシアとフィリピンの事業環境は厳しいが、今年後半は上向くと予想している」とし、両国の状況はともに底を打ったとの認識を示す。同社のアイリーン・オマル最高経営責任者(CEO)は「利益を上げるためにコストを見直すのはエアアジアの企業文化だ」と述べ、今後も路線見直しや減便などを徹底し、運航の適正化を図る方針を明かした。
マレーシアは経営危機にあるマレーシア航空が再建に向けて改革に乗り出すとみられており、大幅な路線縮小を実施する可能性がある。マレーシア航空の改革がエアアジアに有利に働くとみる専門家もいる。
エアアジアは、5月に合弁会社を通じてインド市場で就航を果たしたほか、7月には楽天などと提携して日本市場への再参入を目指すと発表するなど、積極的な拡大路線を進む。競争が激化していくなか、アジア最大手のLCCとなった同社の動きは今後も注目を集めそうだ。(シンガポール支局)