7月末、当時の石破茂幹事長は幹事長経験者に「なるべくなら福島は戦わない図式として、党の全精力を沖縄に注ぎたい」と強調していた。
党本部が念頭に置くのは、佐藤氏が事実上後継指名した内堀雅雄副知事(50)だ。内堀氏は、福島第1原発事故による除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の受け入れに関与している。自民党は前回知事選で佐藤氏を支援した経緯もあり、内堀陣営には加わりやすいとみている。
民主党福島県連は6日の常任幹事会で、内堀氏が出馬した場合、支援する方針を決めた。県連代表の増子輝彦参院議員は出馬断念を表明し、与野党相乗りの環境は整った。
それでも県連は、鉢村氏が立候補のために日銀を退職したため、後には引けない。石破氏ら前執行部が候補者の事前調整を放置してきたとの不信もくすぶっている。