タイ市場の現在の3G回線加入件数は7180万人でほぼ総人口に匹敵する。各社の加入件数はAISが3440万件と首位だが、2位のDTAC(1900万件)と3位トゥルー・ムーブ(1840万件)の差は拮抗(きっこう)している。
DTACの幹部は、今年後半にかけて消費者心理が上向いていくとしながらも、「今年に関しては1桁台前半の成長にとどまる」との見解を明かした。
同社は来年以降に備え、今年末までに通信網の整備に130億バーツを投じる方針を立てている。最大手のAISも今年は3G通信網の拡充などに400億バーツを投じる方向だ。
タイの携帯通信各社は、政治動向を測りながらの競争という難しい局面に直面しているといえそうだ。(シンガポール支局)