【太陽の昇る国へ】大学を国家繁栄の牽引車に (3/4ページ)

2014.9.12 05:00

内閣改造後、記念撮影に臨む安倍晋三首相(前列左から2番目)と注目の5人の女性閣僚ら。首相は「実行実現内閣」と名付けた=3日

内閣改造後、記念撮影に臨む安倍晋三首相(前列左から2番目)と注目の5人の女性閣僚ら。首相は「実行実現内閣」と名付けた=3日【拡大】

 --他にはどんな課題がありますか

 安倍首相は昨年2月の施政方針で「大学力は国力そのもの。大学の強化なくして、我が国の発展はない」と述べ、その後、成長戦略として、10年間で世界の大学ランキングのトップ100に日本の大学が10校以上入ることなどを目標に掲げています。教育による人づくりこそ国際競争力の源泉であり、これからの日本と世界をリードする人材の養成に向け、大学の機能強化を加速させるべきです。

 戦後の日本社会は国家の背骨ともいうべき宗教をないがしろにした結果、「国家の気概」を見失ってしまったように思います。その結果、国家として目指すべきビジョンを明確に示すこともできなければ、国際社会で自らの国益を満足に主張することすらできないでいます。また、社会には無神論が広がり、善悪の基準が揺らいでいます。安倍首相は「日本を取り戻す」ことに力を注いでいますが、社会の基軸に宗教的価値観を据えることで、「日本の誇りを取り戻す」ことに踏み込む必要があるのです。

 そうしたなか、日本を国家たらしめるために、精神的主柱に基づく新しい教育体系や学問をつくっていこうとする取り組みがあります。2015年開学に向けて設置認可申請中の「幸福の科学大学」(仮称)では、「人間を幸福にする考え方とは何か」という視点から幅広く世界の諸思想を学ぶ「人間幸福学部」、成功する事業家を生み出し、国家を繁栄に導く「経営成功学部」、未来社会に必要な産業を構想・創出する「未来産業学部」の設置を目指しています。これらの学部に共通するのは、個人の幸福と社会の幸福を増進し、日本と世界の繁栄・発展に貢献できる人材の輩出です。その意味で、幸福の科学大学は日本の国家成長戦略を体現する大学だと言えます。

 各国がグローバル人材の育成に本腰を入れるなか、日本としても、大学を国家繁栄の牽引(けんいん)車としなくてはなりません。

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