北京市朝陽区の朝陽公園近くで成功した人に向けた別荘として売られているマンション。同市郊外の緑豊かな土地で、このところ別荘の供給が増えているという(中国新聞社)【拡大】
中国で住宅市場が最盛期を迎える9~10月、北京では別荘の供給量が急増している。同市で売り出された分譲別荘地は30カ所を超えており、費用対効果の高い物件が多数供給される中、10月の契約数激増に期待が高まっている。
◆市場競争が激化
専門機関のデータによると、北京の別荘市場は今年、4年間続いた低迷から回復に向かっており、1~7月の供給戸数が前年同期比132%増の2853戸に上った。
これについて業界関係者は「これまで控えていた別荘建設が一気に動き始めたこと、別荘市場が安定してきたことが関係している」と考える。ただ、供給量の急増による市場競争の激化は避けられず、開発業者は費用対効果の高い物件を提供して市場を活性化させる必要がある。200平方メートル前後のメゾネットタイプ(二層式)の新築リゾートマンションが販売価格600万元(約1億490万円)から販売されており、低価格で費用対効果が高い物件が、セカンドハウス購入や住宅の買い替えを検討する消費者の需要を満たしているという。
近く北京で売り出される別荘地「燕西華府」(豊台区)の営業担当者は「周囲には、千霊山や6000ムー(1ムーは約6.67アール)の青竜湖のほか多数の森林公園が広がる。別荘地の容積率は120%にとどまり、外壁は全て石貼りという豪華さだ。また、上層階の部屋にも地下室と各戸専用のエレベーターがあり、新規物件には低価格にもかかわらず、庭園もついている」と強調する。