■地場との競争激化
ベトナムの小売市場の動きが活発化している。英調査会社ユーロモニターによると、昨年の市場規模は前年から18%拡大の約760億ドル(約8兆1480億円)で、2008年(約400億ドル)から約2倍に成長した。その一方で、外資勢と地場企業、伝統的小売り形態と近代的小売り形態のせめぎ合いが激しさを増している。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。
◆世界の大手が進出
同国商工省によると、近年、ベトナムではフランスのビッグC、韓国のEマート、日本のイオングループなど、外資の進出が続いており、地場の小売り企業を圧倒しつつある。資金面など経営体力の差が要因だ。
イオンは今年1月に南部ホーチミンに1号店を開業させた。11月には南部ビンズオンで2号店、来年後半には首都ハノイで3号店をオープンさせる予定だ。3店舗を合わせた投資額は5億1200万ドルで、さらに4号店設置に向けて1億2850万ドルの投資計画も政府当局の承認を受けている。
このほか、韓国大手のロッテもベトナムでの店舗体制を現在の10店舗から20年までに60店舗へと拡大する方針を明かしている。また、世界最大手の米ウォルマートや仏大手オーシャンなどもベトナム市場進出の機会をうかがっているという。