国内ICT(情報通信技術)産業の国際競争力をめぐり総務省は28日、世界市場における日本企業のシェアが平成25年は10・8%で、前年比2ポイント低下したとする調査結果を発表した。市場規模が拡大しているサービス分野や半導体分野での苦戦が響いた。
調査によると、世界市場の規模は2兆5375億ドルで5・2%拡大。このうち7割強を占めるサービス分野での日本企業のシェアは9・6%と北米企業に押され1・9ポイント低下した。
また1割強を占める半導体分野では、台湾や韓国などアジア太平洋地域の企業が3ポイント増の25%とシェアを伸ばす一方、日本企業は3・5ポイント減の13・9%にダウンした。