OPECに生産削減の圧力が強まっているにもかかわらず、中東一の産油国・サウジアラビアのヌアイミ石油相は9月、「価格は常に上がり下がりするものだ」と原油安を容認する発言をした。
石油連盟の木村康会長(JX日鉱日石エネルギー会長)は「シェールの大増産に対する牽制の意味があるのかもしれない。原油価格の急落でシェールの大増産にブレーキがかかるとの見方もある」と指摘する。
地下1000メートル以上の地層を水圧破砕して取り出すシェールオイルの生産には巨額のコストがかかる。米バーンスタイン・リサーチは、原油価格が1バレル=80ドルを下回ると、米国のシェールオイル生産の3分の1は採算割れとなると試算する。