予想外の“黒田バズーカ第2弾” 背水の陣…物価目標の死守目指す (2/4ページ)

2014.11.1 06:58

追加緩和についてパネルを使って説明する、日銀の黒田東彦総裁=31日、東京都中央区の日銀本店

追加緩和についてパネルを使って説明する、日銀の黒田東彦総裁=31日、東京都中央区の日銀本店【拡大】

 だが、このところ経済指標は弱含んでいる。31日公表の9月の経済指標では、有効求人倍率が3年4カ月ぶりに悪化したほか、1世帯当たりの家計消費支出が6カ月連続のマイナス。自営業などを除くサラリーマン世帯の実収入も12カ月連続で減少した。総務省は「消費税増税による実質賃金の低下が原因」と分析した。

 増税分を除く物価上昇率(生鮮食品除く)も今年4月に前年比1.5%に上昇したが、その後は増税後の需要減に加え、原油安などが響き物価の伸びが鈍化。9月は1.0%ちょうどと1%割れも危ぶまれる。

 日銀はこれまで、今年度後半から2%に向けて回復していくと主張。黒田総裁も7月の記者会見で「1%を割る可能性はない」と自信満々で語っていたが、1%を切る事態に追い込まれれば、黒田総裁の発言は信頼されなくなる。

 最近の景気判断をめぐっても下方修正に踏み切った政府と強気を貫く日銀の乖離(かいり)が広がっていた。

「黒田総裁のこれまでの強気スタンスが限界になったということ」と分析

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