中韓FTA「実質妥結」 首脳会談、来年中の発効へTPP交渉牽制 (1/3ページ)

2014.11.11 05:36

 中国国営新華社通信は、習近平国家主席とアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のため訪中した韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が10日、北京で会談を行い、両国間の自由貿易協定(FTA)交渉で実質的に妥結したと報じた。韓国側は年内の仮調印と来年初めの本調印を経て、来年中の中韓FTA発効を目指すとしている。

 中国と韓国は、ともに参加していない環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の牽制(けんせい)を狙い、APEC首脳会議に合わせた2国間トップ交渉で緊密ぶりを示す思惑があった。習氏は朴氏との会談で「中国と韓国は肩を触れ合う良きパートナー。両国間の対話と協力を発展させたい」と持ち上げた。

 日本は中韓と3カ国のFTA締結交渉を進めていたが、両国との関係悪化の影響もあり、2012年5月に交渉を始めた中韓に先行される形となった。自動車や電機製品など、中国市場で日本をライバル視する韓国企業にとって関税面で有利な条件が整い、日本企業には逆風が吹きそうだ。

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