日本経済研究センターは12日、主要民間エコノミスト42人の景気予測をまとめた11月分の「ESPフォーキャスト調査」を発表した4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減からの回復が注目される7~9月期の国内総生産(GDP)成長率は、実質年率の平均が2.47%と予想。前月調査の3.66%から下方修正された。
週末に台風の襲来や集中豪雨が相次いだ7、8月の天候不順による個人消費への影響や輸出の伸び悩みを反映した。また、10~12月期の実質成長率の平均は2.51%と予測。当面は緩やかな景気回復基調が続くとの予想が大勢を占めた。
7~9月期の成長率予想を引き下げたことに伴い、平成26年度の成長率も実質平均で0.18%(前回は0.34%)、名目が2.07%(同2.23%)と、それぞれ下方修正した。政府見通しの実質1.2%、名目3.3%との隔たりが一層拡大した。
消費者物価上昇率の平均は26年度が3.11%(前回は3.17%)、27年度は1.77%(同1.83%)と予想。消費増税の影響を除いた場合は26年度が1.10%、27年度は1.11%とした。
日銀の黒田東彦総裁が目指す2年で物価上昇率2%とする物価安定目標については、達成可能としたのが2人に対し、達成できないとしたのは36人にのぼり、10月末に日銀が追加金融緩和を行っても、物価安定目標の達成は困難とみていることも浮き彫りになった。