江蘇省の無錫市統計局がこのほど発表した長江デルタ地域の経済活動に関する分析報告によると、今年第1~3四半期(1~9月期)の長江デルタの域内総生産(GDP)は、7兆5703億元(約142兆8516億円)で、全国の18%を占めていた。中国国営新華社通信が伝えた。
報告によると、長江デルタ地域の第1~3四半期のGDP伸び率は上期(1~6月期)より0.1ポイント高い8.9%。同期の全国平均よりも1.5ポイント高い。同地域の16都市中6都市のGDPは5000億元を超えており、7都市ではGDP伸び率が2桁台に達していた。
消費と投資、輸出は中国経済の成長を牽引(けんいん)する「トロイカ」だが、長江デルタ地域では第1~3四半期の固定資産投資は3兆8429億元で、伸び率は上期より0.9ポイント低下、前年同期より3.9ポイント低下し、同時期の全国平均よりも2ポイント低かった。
対外貿易については、輸出の伸び率が上昇を続け、輸出入額は前年同期比5.1%増の9596億ドル(約110兆9010億円)だった。
消費市場は依然として好転せず、社会消費品小売総額は2兆8615億元。伸び率は前年同期比0.7ポイント低下し、全国平均よりも0.7ポイント低かった。
報告は、長江デルタ地域の経済は今年、就職や物価が比較的安定し、経済のアップグレードも加速しており、経済全体の情勢は「新常態(ニューノーマル)」に入りつつあるとしている。(上海支局)