文化遺産保護・救出、合理的に活用 自然・歴史的文物に注力 (1/2ページ)

2014.11.20 05:00

甘粛省敦煌市近郊にあり、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている莫高窟。一年を通して多くの観光客が訪れ、ホテルなどの施設も整っている(中国新聞社)

甘粛省敦煌市近郊にあり、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている莫高窟。一年を通して多くの観光客が訪れ、ホテルなどの施設も整っている(中国新聞社)【拡大】

 近年中国では、文化遺産の保護に注目が高まっている。財政省は10月下旬、文化遺産を積極的に保護していく方針を表明し、今年度の中央財政から88億4300万元(約1692億5500万円)を文化遺産保護資金として拠出することを明らかにした。前年比14.35%増、金額にして11億1000万元増となる。

 ◆経済成長に貢献

 これまで文化遺産の保護分野では、民営企業も重要な役割を担ってきた。資金面だけでなく、文化遺産を産業として発展させ、観光ツアーを組むなどの方法で経済成長をもたらしている。

 財政省のホームページによると、今年の文化遺産保護事業では自然・歴史的文物の保護に力を入れる方針で、国家重点文物保護特別補助資金として81億3000万元を拠出し、文物保護事業2299項目に充てる。「保護を中心に、文化財を救うことを第一とし、合理的に活用し、管理を強化する」という方針に従い、今年度は万里の長城や京杭大運河(北京市-浙江省杭州市)、シルクロードなどの世界文化遺産、蜀道の険(陝西省-四川省)や元朝の中都遺跡(河北省)、茶馬古道(雲南省-チベット自治区ほか)などの大規模遺跡、明・清代の宿場町の鶏鳴駅(河北省)、タシルンポ寺(チベット自治区)、井岡山革命遺跡(江西省)など全国重点文物保護単位の補修作業や発掘、文物保護事業などを実施する。

 また、先月下旬に行われた第6回海峡両岸文化遺産保護フォーラムでは、中台双方の専門家が両岸の文化遺産保護に関する問題を議論し、情報交換を行った。国家文物局の顧玉才副局長は式辞で「中華民族の貴重な文化遺産を保護し、中華文明を継承し発展させていくことは、中台共同の使命だ」と語った。

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