杉野社長は「円安でもうかっているのは大企業だけ。国内で生産活動をする中小企業は厳しい状況に追い込まれている」と強調。同社も原材料のゴム輸入価格が円安で高騰していることが経営の打撃となっている。
金属加工のマテリアル(大田区)の細貝淳一社長も、材料のアルミニウム価格が円安で「2年前より15%は上がった」と話す。また「電気代も20%以上上がった」。アベノミクスで設備投資の即時償却が認められたり、補助金も厚くなり「設備更新ができ、仕事量も増えたことには満足」だが、「利益はプラスマイナスゼロ」だ。
首都圏でクリーニング店をチェーン展開する喜久屋(足立区)の中畠信一社長も「原材料費や燃料費の上昇を、作業の平準化、効率化で吸収してきたが、これ以上の円安はかなりしんどい」と嘆く。