14日投開票となる衆院選は、消費税率10%への引き上げ延期を表明した安倍晋三首相(自民党総裁)が掲げる「アベノミクス」の評価など、経済政策が主な争点となっている。デフレ脱却に向けた道筋をどう描くのか、選挙戦で注目すべきポイントを、本田悦朗内閣官房参与に聞いた。
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--衆院選はアベノミクスの評価も争点だ
「デフレ脱却のためには、落ち込んできたマインドを上向きに変えることが欠かせない。これは財政政策だけでは無理で、思い切った金融緩和が必要だ。各党の公約を見ると、アベノミクス以外の経済再生策が乏しい。選挙戦で活発な議論を期待する」
--足元の景気認識は
「実質可処分所得の低下が消費を下げている。円安・株高によって資産効果が出たが、今は所得効果も現れ始めている。今後は賃金が上がることで消費力を喚起する『フェーズ2』に移行するはずだ。実質賃金がプラスにならないと経済の好循環は確認できない」