国内の実体経済の動きにかかわらず、最近の株式相場が押し上げられているのは、米経済への期待とともに、官製マネーの存在も大きい。日銀は10月末、上場投資信託(ETF)の年間購入額を3倍の3兆円にすることを決定。11月の購入総額は2280億円と、10月(1323億円)の1.7倍に伸びた。12月も5日までに2回、374億円ずつ買い入れている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本株の運用比率を高めたことも援護射撃となっている。
農林中金総合研究所の南武志主席研究員は「金融緩和による金余りから、当面は株高となり、期待先行の株式相場に実体経済が追いつかない状況が続きそうだ」と分析している。