【衆院選2014】みずほ証券チーフマーケットエコノミスト・上野泰也氏に聞く (2/2ページ)

2014.12.11 05:00

 --円安が加速している

 「当面の景気への影響という意味では既に『悪い円安』は始まっている。今のように家計や中小企業、地方経済にダメージが及んでくると、通常は金融政策を修正する。市場に大きなショックが及ばない範囲で徐々に緩和を縮小させるべきだ。現段階の円売りは日米の金融政策のベクトルの違いが理由だが、直近の円安のピークだった2007年の1ドル=124円台前半よりも下落に傾いてくると、円への信認が失われつつあるという見方をせざるを得ない」

 --新政権と日銀の関係は

 「来年4月の統一地方選を控え、政府は地方の景気などに配慮して急速な円安を牽制(けんせい)し始めているのに対し、日銀は物価至上主義を貫いている。円安に関して全く異なるスタンスを取る両者がいかに歩み寄っていくかが、衆院選後のテーマの一つになるだろう」(米沢文)

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【プロフィル】上野泰也

 うえの・やすなり 上智大文卒。1986年会計検査院入庁。88年富士銀行(現みずほ銀行)入行。94年富士証券(現みずほ証券)チーフマーケットエコノミスト。みずほ証券設立に伴い2000年から現職。51歳。東京都出身。

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