日経平均株価が一時1万7000円を割り込んだことを示すボード=6日午前、東京・日本橋茅場町【拡大】
原油安による欧米株急落を受けた6日の東京株式市場はほぼ全面安のなか大幅続落している。日経平均株価は昨年12月17日以来、ほぼ3週間ぶりに大台の1万7000円を割り込み、午前10時ごろには前日比下げ幅が465円まで広がる場面があった。
日経平均株価の午前終値は、前日比455円48銭安の1万6953円23銭。東証株価指数(TOPIX)の午前終値は、前日比33.10ポイント安の1367.99。東証1部の9割を超える銘柄が値下がりし、ほぼ全面安が続いている。
前日の欧米主要株式市場は、原油安やギリシャの政局混迷に伴う世界経済の先行き不安から大幅下落。ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前週末比331ドル安の1万7501ドルで取引を終えた。下げ幅は1.9%。下落幅は昨年10月9日以来、約3カ月ぶりの大きさとなった。
欧州市場はさらに下げ幅が大きく、フランスCACが3.3%安、ドイツDAXも3.0%安などとなっている。
円相場も1ドル=119円前半まで上昇しており、これも下げ要因のひとつとなった。