リヤドで11日、サウジアラビアのサルマン皇太子(右)と会談するベネズエラのマドゥロ大統領(AP)【拡大】
マドゥロ政権が価格回復に躍起なのは、ベネズエラが外貨収入の96%を石油輸出に依存しているためだ。米メディアによれば、同国が採算ラインに想定するレートは1バレル=約117ドルといわれる。
このため同国政府は最近、国家予算を約20%削減した。予算の削減は住宅支援など、政権を支える貧困層への支援対策にも大きく影響しかねない状況だ。
極端なモノ不足にも見舞われ、ロイター通信によれば、米系ハンバーガー店では最近、材料調達ができずフライドポテトの販売を停止した。ベネズエラのインフレは60%超(年率)にも上っており、「国民のいら立ちは限界点に達しつつある」(外交筋)。今月上旬のマドゥロ氏の支持率は約22%と昨年10月から約8ポイントも下落している。