経済成長率【拡大】
政府は12日、2015年度の国内総生産(GDP)成長率を物価変動の影響を除いた実質で1.5%程度、生活実感に近い名目で2.7%程度とする経済見通しを閣議了解した。個人消費や設備投資の改善に支えられた緩やかな回復を見込んだ。総合的な物価動向を示すGDPデフレーターもプラスに転じると予想、デフレ脱却が進むとみている。
甘利明経済再生担当相は同日記者団に、15年度の日本経済について「雇用や所得環境が引き続き改善し、原油価格の低下もあって、民需に支えられた景気回復が見込まれる」と述べた。
15年度の名目GDPの金額は504兆9000億円と、リーマン・ショック前の07年度の513兆円以来、8年ぶりに500兆円台を回復すると予測した。
GDPデフレーターは、14年度がプラス2.2%で、1997年度以来17年ぶりのプラス、2015年度もプラス1.2%と見込んだ。2年連続のプラスなら22年ぶりとなる。消費者物価の上昇率は1.4%程度とした。足元の原油価格の下落もあり、日銀が掲げる2年で2%の物価目標の達成は厳しいとみている。