「日中韓FTA」枠組み合意焦点 都内で会合

2015.1.17 05:00

 日本と中国、韓国の自由貿易協定(FTA)交渉の第6回会合が16日、2日間の日程で東京都内で始まった。貿易自由化の水準や関税撤廃に向けた交渉の枠組みなどを話し合う。

 日本の長嶺安政外務審議官ら、交渉を率いる各国の首席代表が出席。輸入品にかける関税やサービスや投資など、幅広い分野で規制緩和などの自由化を目指す。

 長嶺氏は会合後、記者団に「交渉をさらに加速させていくことで参加国は一致している。今回で枠組みについては合意したい」と強調。「どのような分野を交渉の対象にするか、早く最終的な結論を出したい」と述べた。

 3カ国は2012年に交渉の開始を宣言したが、焦点となる関税の撤廃や引き下げの協議をめぐっては交渉の枠組みすら固まらず、足踏みが続いている。

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