日銀 量的緩和、市場と対話に苦心 政策決定会合04年7~12月議事録 (1/3ページ)

2015.1.31 05:00

 日銀は30日、2004年7~12月の金融政策決定会合の議事録を公開した。「量的緩和」の縮小(出口)をめぐって、早期解除を意識し始めた市場との対話に苦しんだ実態が読み取れる。量的緩和の副作用を懸念する委員も出るなど、当時より大規模な金融緩和を続ける「黒田日銀」が参考にすべき点も多くあるようだ。

 日銀は01年に世界初の量的緩和を導入し、04年1月には、政策目標とする当座預金残高を「27兆~32兆円」から「30兆~35兆円」へ引き上げる追加緩和に踏み切った。量的緩和はこれを最後に拡大局面を終え、06年3月の緩和解除まで金融政策は「無風」の時代に入った。しかし、景気が回復局面にある中で市場は量的緩和の「出口」を意識し、金利は上昇し始めた。

 10月29日の会合では、05年度の物価上昇率の見通しが前年度比0.1%上昇と8年ぶりのプラスに転じることを盛り込んだ「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」をまとめた。

 委員9人は景気の先行き不安から量的緩和の継続で一致したものの、日銀は「物価上昇率が安定的に0%以上になるまで緩和を継続する」との方針を打ち出していたため、市場の反応が心配だった。緩和の終了が迫っていると受け取られないよう、日銀の執行部は「物価見通しは幅をもってみる必要がある」との記述を展望リポートに盛り込むべきだと提案した。

弱音を漏らすなど市場との対話には苦心

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