長期金利の乱高下、今後も 生保の国債離れなど要因 (2/2ページ)

2015.2.10 06:06

長期金利(新発10年債利回り)

長期金利(新発10年債利回り)【拡大】

 大手生保の運用担当者は、「指標となる10年債の適正は0.8%とみている。戻ってきたとはいえ、利回り0.3%程度の長期国債に投資先としての魅力は少ない」と嘆く。

 加えて、乱高下の要因を「日銀の追加緩和期待の後退」と指摘する声もある。これまで日銀は、目標として掲げる「2%の物価上昇率」の早期実現に向けて、「進んでいなければ躊躇(ちゅうちょ)なく(金融政策を)調整する」(黒田東彦総裁)と強調してきた。だが、1月20~21日の金融政策決定会合では、15年度の上昇率を1.7%から1.0%に下方修正。それにもかかわらず、追加緩和をしなかった。これに対し、市場は日銀が国債を買うことに安心しきると、はしごを外されるかもしれないとの判断もあったとされ「国債に投資する一部の機関投資家が離れた」(楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジスト)とみている。

 日銀への不信感は、日銀自体に問題があるというよりも、スイス中央銀行が突如、為替レートの上限を撤廃したことで、「中央銀行の信認が失墜したことによる連想」(大手銀関係者)との声も出ている。(飯田耕司)

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