浙江省の杭州から衢州を結ぶ高速道路のサービスエリアに設けられた米テスラ・モーターズのEV専用充電スタンド。高速への充電スタンド普及でEVでの遠出も増えそうだ(中国新聞社)【拡大】
◆個人所有が増加
充電価格は1キロワット時当たり0.65~0.8元(約12~15円)となりそうだ。京滬高速の場合、150~200キロごとに充電が必要として計算すると、全線で6~7回充電しなければならない。上海から北京に到着するまでにかかる電気代は、同じ距離をガソリンで走行したときの約半分。だが充電時間が少なくとも3時間かかるため、スローペースで旅行したい人や、500キロ圏内の中距離ドライブに向いているといえそうだ。
工業情報省によると、昨年12月の中国の新エネ車生産台数は前年同期比約3倍増の2万7200台で、単月の生産台数としては過去最高だった。昨年通年の国内新エネ車生産台数は8万3900台だった。個人のEV台数は増え続けており、他省へのドライブ需要が高まっている。
北汽新能源のEVユーザーである楊●さんは、ドライブ旅行のために後部トランクに緊急用のガソリン発電機を設置。昨年8月には友人たちとEVで内モンゴル自治区や銀川(寧夏回族自治区)をドライブ旅行した。走行距離は3000キロ。充電は主に道中のホテルで行い、食事している間に充電を済ませたので支障はなかったという。今後は漠河(黒竜江省)や三亜(海南省)への旅行も計画しているといい「将来はガソリンスタンドのように充電スタンドが増えてほしい」と語った。
国家電網は昨年、京滬高速や京港澳(北京-香港-マカオ)高速道路の北京-湖北省咸寧区間、青銀(山東省青島-銀川)高速道路の青島-河北省石家荘区間に充電スタンドを133カ所、急速充電器を532台設置。南北方向に2本、東西方向に1本の高速道路で充電ネットワークをほぼ形成し、航続可能距離は2900キロに達した。06年以降、国家電網が設置した充電スタンドは累計618カ所、充電器は2万4000台に達している。(北京日報=中国新聞社)
●=王へんに景