東証1上場企業売上高【拡大】
東証1部に上場する企業(1267社、金融除く)の平成27年3月期の最終利益の合計額が、過去最高を更新する見通しとなったことが13日、SMBC日興証券の集計で分かった。円安を追い風に、収益の海外比率が大きい自動車や電機などの業績改善が目立つ。今後、好業績を継続するためには国内景気の回復がカギとなりそうだ。(藤原章裕、大島直之)
SMBC日興証券が、12日までに26年4~12月期決算の発表を終えた1225社(開示率96・7%)の27年3月期の最新予想と、決算を今後発表する42社の従来予想を合わせて集計した。最終利益の合計額は20兆6300億円と過去最高だった26年3月期(20兆960億円)を上回る見通しだ。
4~12月期決算を公表した1225社のうち、192社が27年3月期の最終利益予想を上方修正し、下方修正(137社)を上回った。業種別にみると、上方修正した企業の割合は「鉄鋼」が37%▽「電機」が24%▽自動車など「輸送用機器」が23%-などとなっている。
円安により、自動車各社は北米を中心とする海外販売が好調だ。大手7社の27年3月期の最終利益は、合計3兆7千億円を超える見通しとなった。トヨタ自動車と富士重工業、マツダ、三菱自動車の4社は、最終益が過去最高を見込む。トヨタの佐々木卓夫常務役員は「筋肉質な経営基盤を愚直に築いてきた」と話す。