石油掘削に使われるリグ(掘削装置)の稼働数は直近のデータで1140基まで減り、2011年12月以来の低水準。大幅な人員削減も相次いで発表されており、原油価格の底打ちが近いとの見方も出ていた。
しかし、今回示された在庫や生産量の高さは、行き場のない原油の生産が続いていることを示唆している。原油市場の見通しに強い影響力を持つ米金融大手ゴールドマン・サックスは10日付のリポートで「原油価格が均衡するにはほど遠い状況だ」とした。同社は1月のリポートで1バレル=39ドルまでの価格下落を予想しており、原油価格は不安定な状況が続きそうだ。(ワシントン 小雲規生)