辺野古沖の海底ボーリング調査(手前)。奥は米軍キャンプ・シュワブ=昨年8月【拡大】
--基地反対の県民感情には強いものがあります
もちろん、先の大戦の激戦地であったことからも、米軍基地に対する県民の皆さまの複雑な思いは深く理解しなくてはなりません。しかし、強大な軍事力を背景に太平洋進出をうかがう中国が、その足がかりとして、尖閣、そして沖縄本島の奪取を狙っているのは疑うべくもありません。中国は国産空母の建造にも着手しています。
こうしたなか、辺野古移設を前進させ、米軍による抑止力を維持することは、沖縄と日本にとっての命綱にほかならないのです。
--22日、同じく沖縄県の与那国島では、陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備をめぐる住民投票が行われ、賛成票が反対票を上回りました
住民の皆様により良識ある判断が示されたと思います。先ほども述べたように、中国の軍事的台頭に対峙(たいじ)するわが国として、南西諸島の防衛強化は喫緊の課題です。沖縄本島より西には、空自のレーダーサイトが宮古島にあるのみで、防衛上の空白地帯が広がっていましたが、国境の島である与那国島への沿岸監視部隊の配備が実現すれば、中国に対する一定の抑止力となることは確かです。来年3月の部隊配備完了では遅すぎるくらいであり、国家防衛上の問題は、国家の責任において粛々と進めるべきです。陸上自衛隊の配備はもとより、南西諸島の港湾機能の拡充による海上自衛隊の大規模配備も検討すべきだと思います。