【ワシントン=小雲規生】米連邦準備制度理事会(FRB)は11日、米大手銀行持ち株会社31社の資本計画に対する審査の結果、バンク・オブ・アメリカに9月末までに資本計画を再提出するよう求めたと発表した。再提出した計画が認められなければ、配当や発行済み株式の買い戻しなどが制限される。
またドイツ銀行とスペインのサンタンデール銀行の米子会社については、リスク管理体制に問題があるなどとして資本計画を承認しなかった。昨年、不承認となったシティグループを含む28社の資本計画は承認した。
FRBは5日に発表した2015年のストレステスト(健全性審査)の結果を踏まえ、資本計画の正当性を評価した。