【ワシントン=小雲規生】米連邦準備制度理事会(FRB)は18日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に発表した声明で、ゼロ金利の解除まで「忍耐強く待つ」との従来の表現を変更し、労働市場や物価の動向に応じて利上げに踏み切る考えを示した。また4月の利上げは「ありそうにない」とし、利上げ開始は6月のFOMC以降になるとするこれまでの方針を確認した。
イエレン議長は記者会見で、声明の表現変更について「FRBが忍耐強く待たないという意味ではない」と強調。原油安を受けた物価上昇率の低さなど米国経済の問題点を挙げたうえで、6月に必ず利上げするわけではないとし、FRBが利上げを急いでいるとの見方を牽制した。
イエレン氏はまた、1~3月期の実質国内総生産(GDP)成長率はこれまでの数四半期よりも「いくらか下回る」と指摘。2014年7~9月期には5・0%の成長をみせた米国経済の拡大が落ち着きをみせていることに言及して、利上げ時期を慎重に見極める考えを示した。