声明と合わせて発表された17人のFOMC参加者による年末の政策金利見通しの中央値は0・625%で、昨年12月時点の見通し(1・125%)から大きく引き下げられた。6月から年末までに予想される利上げ幅が縮まったかたちだ。また15年の実質GDP成長率の予想も昨年12月時点(2・6~3・0%)から下方修正され、2・3~2・7%とされた。
ただしイエレン氏は利上げが経済活動に影響を与えるまでには時間がかかるとしたうえで、「金融政策は将来を先取りしたものではければならない」と述べ、足下での景気に過熱感がみられなくても、見通しによっては利上げをためらわない姿勢もみせた。
市場関係者からはFRBが経済見通しの引き下げたことを受けて、「利上げ開始時期は6月ではなく、9月にずれこむ」との声が出ている。また、その後の利上げのペースに関しては「FRBは一度利上げをした後、しばらくは追加利上げを見送る可能性がある」との分析も出ている。