TPP交渉における国会決議を実現するよう林芳正農林水産相(右)に要請するJA全中の万歳章会長=20日、東京都千代田区の農林水産省【拡大】
全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長は20日、農林水産省を訪れ、林芳正農水相にコメなど農業重要5項目の関税維持を求めた衆参両院の農林水産委員会の決議を守るよう改めて要請した。
万歳会長は同日午前中にJA全中が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に関する情勢説明会を都内で開き、衆参両院の農林水産委員会の決議について「順守するよう政府・与党に強く求める」との特別決議を採択したことを報告。「(TPP交渉の内容について)報道の真偽を確認することができない中、組合員が混乱している」と指摘した上で、「(農林水産委員会の)決議の順守を大臣にお願いしたい」と要請した。
これに対し、林農水相は「決議を守ったと思って頂けるような交渉をしっかりやる」と応じた。
会談後、万歳会長は記者団に「(TPP交渉でコメの特別輸入枠を設置するなどの)報道の内容は決議が守られたとはいえない」と不快感を示し、繰り返し決議を順守するよう訴えた。