日本の消費税への問題点指摘、あのピケティ氏も 政府は将来の税体系抜本改革に腐心 (2/4ページ)

2015.4.2 06:22

 景気変動左右されず

 日本の税収構造は所得税が税収総額の約3割、消費税が約3割、法人税が約2割の比率になっている。ただ、合わせて約5割の所得税と法人税は景気変動に左右されやすく、リーマン・ショック後、所得税はそれぞれ2年間で約2割、法人税は5割以上減少した。一方で、消費税は税率3%時に5兆~6兆円、5%時には10兆円前後で安定する。

 ピケティ氏には不評の消費税だが、景気や人口構造の変化に影響されにくく、働く世代などに負担が集中することもない中立性が利点だ。日本は人口減などで不安定な経済構造となっており、消費税で手厚い社会保障の安定財源を確保すれば「所得税や法人税を含めた抜本改革に腰折れせずに手を付けられる」と財務省幹部は強調する。

 実際、8%への増税で2014年度の税収は、国内総生産(GDP)の伸び悩みなどで所得税が15.8兆円、法人税が10.5兆円とほぼ横ばいだったにもかかわらず、消費税は4割以上の上積みとなり、税収総額のプラスに大きく寄与。15年度には所得税を超える最大税目になる見通しだ。

政府が税制の抜本的な見直しを急ぐのには理由がある

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