こうした中、3月までの参加表明を見送った日本にとっても、G20の舞台は関係国との意思疎通を図る機会だ。これまでも会期中には先進7カ国(G7)会合が開かれるケースが少なくなく、会合が開かれればAIIB参加を表明した欧州勢とも意見のすり合わせが可能になる。
6月に予定される設立協定の署名を前に、中国の権限拡大を懸念するアジアの一部からは、日本の参加を求める声が上がっている。政府はG20以外にも、4月下旬の日米首脳会談、5月のアジア開発銀行(ADB)総会などでの意見交換も踏まえ、大局的に参加を判断する。