20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が16、17日の両日、ワシントンで開かれる。日本からは麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席。世界経済に不確定要素が山積する中、各国がどのような協調体制をとれるかが主要議題となる。また中国が年内の設立を目指すアジアインフラ投資銀行(AIIB)についてどのような議論が交わされるかも焦点だ。
国際通貨基金(IMF)が14日発表した世界経済見通しによると、2015年の世界経済の成長率予測は3.5%で、1月時点から横ばいだった。一方、先進国では日本の成長率が0.4ポイント上方修正の1.0%、ユーロ圏が0.3ポイント上方修正の1.5%と「マクロ経済のリスクは若干減少した」とされている。
しかし、ギリシャの財政問題をめぐる混乱が引き続き欧州経済に波紋を呼ぶ可能性があるほか、原油価格の動向や為替のドル高基調、6月以降に見込まれる米国の利上げ開始がもたらす影響といった不確定要素も少なくない。G20として、市場の急激な変動を回避し経済を下支えする具体的なメッセージも期待されている。