米国の自動車関税(乗用車2.5%、トラック25%)については、日本はすでに日本の交渉参加をめぐる一昨年4月の日米合意で、撤廃時期を「最大限後ろ倒し」することを認めた経緯がある。このため、自動車部品関税の即時撤廃は日本にとって最大の「攻めどころ」だ。
日米協議は自動車部品のほか、日本の重要農産品の関税の扱いが焦点。米国が自動車部品で歩み寄る代わりに、日本が農産品で大幅譲歩を迫られる恐れもある。15日の事務レベル協議には日本から大江博首席交渉官代理、米国から米通商代表部(USTR)のカトラー次席代表代行らが出席。協議の進展次第では19日にも閣僚協議が開かれる見通しで、両国は28日に予定される首脳会談までに大筋合意にこぎ着けたい考えだ。
ただ、甘利明TPP担当相は「総理が訪米されるからといって日本が不本意な譲歩をしてまでまとめるものではない」との認識も示している。