食品の回収期限をルール化 最短10営業日以内、リコール制度発表 (1/2ページ)

2015.4.21 05:00

小麦粉の生地をねじって油で揚げた中国菓子、麻花を作る工場=河南省三門峡市(中国新聞社)

小麦粉の生地をねじって油で揚げた中国菓子、麻花を作る工場=河南省三門峡市(中国新聞社)【拡大】

 中国では、食品の安全性に問題があることが発覚した場合、最長で30営業日以内の回収完了が義務付けられることになる。中国国家食品薬品監督管理総局はこのほど、「食の安全」に関するリスク防止を強化し、食品生産企業による回収期限をルール化した規定「食品リコール管理弁法」を発表。今年9月1日から施行する。

 同規定では、食の安全を脅かし回収が必要となる案件を、健康被害の程度などに応じて3段階に分類し、回収期限も設定。(1)食品を摂取した人が深刻な健康被害に見舞われ、最悪の場合は死に至る案件を「1級回収」事件とし、リスク発覚後24時間以内に回収を開始、10営業日以内に回収を完了させる(2)食品を摂取した人が一般的な健康被害にあう場合は「2級回収」案件とし、発覚後48時間以内に回収を開始、20営業日以内に完了させる(3)食品ラベルの記載に虚偽がある場合は「3級回収」案件とし、リスク発覚後72時間以内に回収を開始、30営業日以内に完了させる-としている。

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