米首都ワシントンで開かれたTPP反対デモ=20日【拡大】
一方、米上院で通商交渉を管轄する財政委員会は20日、TPA法案の審議を22日から始めると発表した。下院歳入委員会も同日に公聴会を開き、23日にも審議を始める。米議会では労組を支持基盤とする民主党でTPA法案への反対が強いほか、共和党にもTPA法で政府に通商交渉に関する権限を政府に一任することへの抵抗感があり、法案成立の行方は不透明だ。
アーネスト大統領報道官は20日の記者会見で「民主、共和両党から可能な限りの票を勝ち取れるよう取り組んでいる」とオバマ政権としての努力を強調。自由貿易推進に慎重な民主党からの反対を「昔ながらの反射的なもの」と評するなどして、TPA法成立に意欲を示した。(ワシントン 小雲規生)