大阪都構想住民投票の結果を受け、記者会見で厳しい表情を見せる大阪維新の会代表の橋下徹市長=17日、大阪市【拡大】
--また、今回の住民投票は、住民の自己決定のあり方を示すものとしても注目されました
「基地移設反対」や「反原発」など、この国の未来を危うくする世論が盛り上がりをみせるとともに、一部で「沖縄独立」を求める動きもみられます。こうしたなか、政治不信などを背景に直接民主主義を求める風潮が台頭しつつありますが、住民投票については、その対象事項を含め慎重な議論が必要だと思います。
--さて、国会では、集団的自衛権の行使を可能とするとともに、自衛隊による米軍への後方支援を拡充する安保関連法案の審議が始まります
抑止力を高めるべく、同法の成立は急がねばなりません。しかし、日本の国防の手足を縛り続ける憲法9条の改正なくして、この国を守り抜くことはできないと考えます。米国の退潮も見据え、「自分の国は自分で守る」体制の構築に向けて憲法改正を急ぐべきです。この国を解体するような動きにうつつを抜かしている暇はないのです。
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【プロフィル】釈量子
しゃく・りょうこ 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。大手家庭紙メーカー勤務を経て、94年、宗教法人幸福の科学に入局。常務理事などを歴任。幸福実現党に入党後、女性局長などを経て、2013年7月より現職。