G7の討議に臨む日銀の黒田総裁(右端)と麻生財務相(左隣)=28日、ドイツ・ドレスデン(代表撮影)【拡大】
【ドレスデン=佐久間修志】ドイツ東部のドレスデンで開幕した先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議は28日午後(日本時間28日夜)、本格的な討議を行った。関係者によると、中国経済の減速が世界経済の成長のリスク要因として挙がった。
会議では、世界経済や税制などをテーマに、ギリシャの債務問題の打開に向けて意見交換した。
このほか、多国籍企業の課税逃れ対策について、各国の進捗(しんちょく)を確認したとみられる。為替相場についても意見交換したもようだ。
麻生太郎財務相は、これまで策定した成長戦略や、2020年度に基礎的財政収支を黒字化する政府の財政健全化計画を説明した。