記者の質問に答える甘利TPP相=17日午前、東京・永田町【拡大】
米下院で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の合意に不可欠とされる貿易促進権限(TPA)法案が可決されたものの、関連する労働者支援策を定めた貿易調整支援法案が否決、TPPの大筋合意が停滞していることに関して、甘利明TPP担当相は17日、記者団に「TPPは21世紀の世界の新たなスタンダードになりうる極めて大事な仕組みで世界中が注視している」と指摘、「新たな国際ルールの構築はアメリカがまさに鍵を握っている。(米政府と米議会には)緊張感と責任感を持ってできるだけ早期に再可決してもらうことを期待している」と述べた。