JPモルガン証券の足立正道シニアエコノミスト
年内に1回の利上げを示唆するFOMCメンバーは増えた。米経済の景気見通しに対する自信を低下させたと考えられる。
だが、9月の利上げ開始を予想し、12月にも再利上げがあるとみている。その理由として、(1)メンバーの政策金利予測の中央値は引き続き年2回の利上げを織り込んでいる(2)年1回を予測するメンバーも9月に利上げして、年内はその効果を見極めたいと考えている可能性がある(3)多くのメンバーは、失業率やインフレ率、賃金の先行きを比較的強気にみている-の3点が挙げられる。
今回のFOMCに対する市場の反応は、「予想と少し違う」という驚きが一部にあったようだ。ただ、年内の利上げを否定するような大きなサプライズはなく、円ドル相場の動きも落ち着いてくるとみている。