【飛び立つミャンマー】日系工業団地運営のゴールデンバーグ (3/3ページ)

2015.6.19 05:00

ゴールデンバーグの金沢秀憲社長

ゴールデンバーグの金沢秀憲社長【拡大】

  • 国有企業から50年契約で借り受けたゴールデンバーグの日系企業専用工業団地。電気設備も整い、真新しい機械も残されている=バゴー近郊(同社提供)

 バゴーでは、ミャンマー政府が、ハンタワディ新国際空港の建設を進めており、その脇には国営の大型工業団地が建設中。さらに、ヤンゴンの南側のティラワ経済特区(SEZ)でも、まもなく第1期の造成工事が完成し、第2期工事に入る予定だ。

 ただ、ティラワSEZでは、進出企業は土地を長期保有し、工場も自前で建てなければならない。一方、ゴールデンバーグの工業団地では、契約期間は3年からで、土地だけでなく工場も借りることができる。「ミャンマーに進出する製造業の形態では製造委託、合弁、独資がある。賃貸の方が、海外進出が初めてという企業にとってのリスクは少ない」と金沢氏。

 問題は人材確保だ。ティラワSEZは周辺人口がバゴーに比べると少ないが、ブランド力のある大手企業は高い賃金に加え、寮や食堂などの施設を整備し従業員を集める。さらに、法人税や所得税の減免措置などもある。完成すれば、学校や娯楽施設も整備されるからだ。

 それでも、ミャンマーへの進出を計画する企業は、バゴーのゴールデンバーグ工業団地を視察・検討してみるといい。ミャンマーの良い点も悪い点も理解したうえで本格進出を決めるための“お試し進出”にはちょうどいい場所かもしれない。(編集委員 宮野弘之)

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