ギリシャ財務相、国民投票敗北なら辞任 「銀行再開は7日」離島で現金の供給不足も

2015.7.3 10:30

ギリシャのバルファキス財務相(ロイター)

ギリシャのバルファキス財務相(ロイター)【拡大】

 【アテネ=内藤泰朗】ギリシャのバルファキス財務相は2日、英BBC放送に対し、欧州連合(EU)の求める財政再建案の可否を問う5日の国民投票で、チプラス政権の思惑に反して同案への賛成が多数を占めた場合は、財務相を辞任する意向を表明した。

 また、ギリシャ全土で続く銀行業務の停止について、「7日には営業を再開する」と語った。業務再開に必要な資金供給については、「欧州との交渉は100%成功する。そうすれば、資金は欧州から供給される」と述べた。

 ギリシャ政府は、資金の流出を防ぎ、銀行を破綻から守るために今週から資本規制を導入。銀行は営業を停止し、現金自動預払機(ATM)での現金引き出しは1人1日60ユーロ(約8千円)に制限している。

 地元メディアによると、離島など一部の遠隔地では、預金者の引き出しに応じる現金の供給が不足し始めた。同国の重要な収入源である観光シーズンを迎えたが、離島を結ぶフェリーの利用客が例年より30~70%も減少しているという。

 国民投票の準備は進んでいるが、周知期間の不足などを理由に市民団体が「憲法違反」を主張し、国家評議会(行政訴訟の最上級審)が3日に判断を示す予定だ。

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