日銀が10日発表した6月の国内企業物価指数(2010年平均=100、速報)は、消費税率引き上げの影響を除いたベースで前年同月比2.5%下落の100.7と8カ月連続のマイナスとなった。原油安に伴う電力料金や都市ガスの値下がりが影響し、5月よりも下げ幅が拡大した。品目別では、石油・石炭製品が20.3%、化学製品が6.4%それぞれ下落。一方、円安の影響から非鉄金属は6.3%、食料品・飲料は0.9%上昇した。足元では原油価格が再び下落基調に傾いている。ただ日銀は「円安に伴うコスト増加を製品価格に転嫁する動きもある」として、原油や為替相場が企業物価に与える影響を慎重に見極める考えだ。