厚生年金と国民年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は10日、2014年度の運用結果が15兆2922億円の黒字だったと発表した。運用利回りは12.27%で、黒字額とともに01年度に自主運用を開始してから過去最高。3月末時点の積立金総額は143兆9509億円となった。
GPIFは昨年10月に資産構成の割合を変更。国内株式や外国株式の比率を拡大するなどした結果、株式市場の好調も反映し、運用実績が拡大した。
資産別の運用収益では、国内株式が6兆9105億円、外国株式が4兆7863億円と大幅な黒字となったほか、外国債券は1兆8884億円。国内債券は、構成割合引き下げ後の1~3月期では、2027億円減らしたが、年度全体では1兆5957億円の黒字となった。
14年度末の資産構成割合は国内債券39.39%(13年度末は53.43%)▽国内株式22.0%(同15.88%)▽外国債券12.63%(同10.66%)▽外国株式20.89%(同15.03%)▽短期資産5.08%(同5.0%)。国内外の株式や外国債券の比率は、いずれも比較可能な08年度以降で過去最高の比率となった。