“主役の座”新宿復権へ虎視眈々 最大の切り札は「東西自由通路」 (5/5ページ)

2015.8.23 07:02

築30~40年を超えた高層ビルが並ぶ新宿副都心の高層ビル群。企業の流出をいかに食い止めるかが課題だ

築30~40年を超えた高層ビルが並ぶ新宿副都心の高層ビル群。企業の流出をいかに食い止めるかが課題だ【拡大】

  • 複雑な案内表示がある新宿駅西口ターミナル付近(岡英行撮影)
  • 遊びやショッピング目的の人で賑わう新宿駅東口。東西自由通路の創設で、人の流れが西口に向かうことが期待される

 ただ、築40年を超えているだけに改装の検討に乗り出した。具体的には公開空地には全天候型の屋根を設置したり、イベントホールの拡充を視野に入れている。西口側の高層ビルの多くは築30~40年を超えているだけに、同様の動きは続くとみられる。

 森ビルが毎年公表している「世界の都市総合ランキング」で、26年の東京の順位はロンドン、ニューヨーク、パリに次いで総合4位。トップを目指しながらシンガポール、ソウル、香港といったアジアのライバルとの戦いは激しさを増すばかりだ。

 この戦いを勝ち抜くためには、都心部のエリア同士が切磋琢磨(せっさたくま)し、おのおのの競争力を高めることが不可欠。その意味で、東京全体の競争力を高めるためにも、新宿の復権は重要なカギを握る。(伊藤俊祐)

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