現在、世界の原油は供給が需要を日量200万バレル上回っている。景気後退による中国の需要減だけでなく、核問題での制裁解除に伴うイラン産原油の増産観測も今後、供給過剰に一段と拍車をかけるとの見方が強い。石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之主席エコノミストは「10月前半に35ドルを割り込む可能性もある」と予測する。
サウジのほかイラクでも財政危機が深刻化するなど、原油安の長期化は産油国に打撃を与え始めている。
シェール業者も全てが採算を確保しているわけではなく、今秋以降にも生産調整が始まり、原油価格が反転に向かうとの見方も一部にある。