貴州省遵義市で8月、イベント会場で一般の人たちに白酒の利き酒のやり方を披露する利き酒師。地域に深く根ざした白酒メーカーにも改革の波が訪れている(中国新聞社)【拡大】
2年連続で赤字を出した水井坊は今年、業績回復が見込まれ、省内白酒メーカー中で最初に低迷から抜け出した。同社の2015年上期(1~6月期)の業績見通しでは、黒字転換が実現し、最終利益は4800万~5800万元(約9億~11億円)、売上高は前年同期の2.6倍を超えるという。
◆他業界の改革モデル
白酒マーケティングの専門家、肖竹青氏は「白酒業界の混合所有制改革は大勢の赴くところであり、改革の目標は経営陣、販売代理店、株主が全て利益を得ることだ。改革しなければ市場から淘汰(とうた)されかねない」との見解を示す。
改革の方向性については、霍院長が「テマセク式が一つの手本。市場での役割発揮を重視すると同時に、政府と企業の関係をより良く取り持つ方法が参考になる」と説明。例えば、白酒メーカーの幹部を選任する際、その報酬を市場ルールに基づいた形で決めれば、一種のインセンティブ型報酬によって企業家の能力がより発揮される。瀘州老窖が一時期、幹部を公募したのも、効果的な試みだったという。
また、優れた企業制度を構築し、企業統治体制を整備すれば、企業の健全な発展をより促進できるとも指摘している。
霍院長は「今年後半は、中国が改革を全面的に深化させる節目であり、白酒メーカーの今回の改革は四川省経済の構造改革に貢献し、現代企業制度の確立に多大な影響を与える。うまくいけば、中国白酒版テマセク式改革が国内の他の業界の国有企業改革の手本となり得る」と期待感を示した。(中国新聞社)
●=にんべんに分